茨城アンダークラスメーデーin取手 物価メーデー2023 賃上げなんて関係ない(絶望)  

茨城アンダークラスメーデー in 取手
物価メーデー2023 賃上げなんて関係ない(絶望)  

2023/04/30(日)
デモ 14:00スタート 取手駅西口ペデ上集合
茶話会 15:30-17:00 取手ウェルネスプラザ・セミナールームA(取手市新町2-5-25、取手駅西口より徒歩3分)

参加無料(カンパ歓迎)

主催 茨城アンダークラスメーデー実行委員会

ツイッター/@Ibkunderclass ブログ/ibarakiantipoverty.hatenablog.com
電話/090-8441-1457(加藤) メール/ibarakiunderclasss@gmail.com

 

 

物価が上がっている。卵が十個で三百五十円近い。農家や生産者たちは値上げをしなければやっていけないと悲鳴を上げている。スーパーやコンビニの商品には金額は変わらなくとも一回り小さくなった商品たちがたくさん並んでいる。今回の物価上昇はロシア・ウクライナ戦争の影響だが、ガソリンや灯油はその前から投機によって上がり続けている。灯油はリッター百円を越えているしガソリンは百五十円を越えている。鉄道運賃も上がったし、電気やガスも値上がりした。けど給料は上がらない。生活保護はむしろこの間下げられ続けている。これじゃ生活できないってため息は比喩じゃない。  

むかし、一九七〇年前後に「物価メーデー」というのがあったらしい。物価が上がることへの抗議デモだ。今じゃデモになんか人は来ない。けど、物価が上がって生活できないって文句くらい言ったっていいだろう?本当にそうなんだから。切り詰めて我慢して、愚痴も文句も言えないなんて苦しいよ。たまにはちゃんと顔出して文句言おうよ、デモくらいしようよ。  

けれども昔の「物価メーデー」は経済成長が当たり前の、社会はだんだん良くなっていくと信じられていた時代の話だ。今、私たちは経済成長も望めない、社会が今よりよくなるとは思えない、閉塞感の漂う世界にいる。政治家たちは認めたがらないが、私たちのいるこの国は明確に衰退期に入っている。私たちは、いつまで現状の生活を続けられるのか、いつまで屋根のある生活を続けられるのかという不安の中で暮らしている。  

今年の春闘では大手企業の満額回答が相次いだ。労働組合の要求通りの賃上げを企業がのんだと話題になった。だがそれは大企業の正規労働者の話だ。非正規労働者≒アンダークラスに賃上げはない。時給を上げろと言っても誰も耳なんて貸さない。私たちがいなければ社会は回らないが、私たちの姿をこの社会は見ようとしないし、私たちの声を聞こうともしない。賃上げなんて別世界の話だ。賃上げ?上がる人はいいですね。私には関係ありません。  

でも、そうやっていろんなことを諦めながら生きていくのは苦しい。一日早いけど、たまにはちゃんと顔出して文句言おうよ、デモくらいしようよ。

 

アンダークラスとは
従来の労働者(プロレタリア)たちの下位に形成された、非正規労働者からなる社会階級。上層諸階級からの搾取によって不安定な雇用・劣悪な労働条件を強いられ、フルタイムで働いても年収は多くが200万円以下。貧困率、女性率、未婚率等に加えて心的な疾病率なども高く、2025年には1000万人をこえると予想されている。

 

茨城アンダークラスメーデー
リーマンショック後の大量の派遣切りを背景に、2009年5月つくば市で、非正規労働問題を柱とした独立メーデーが県内で初めて開催されました。翌2010年からは「茨城反貧困メーデー」と名のり、主に県南各地でデモ・集会を行ってきましたが、昨年「アンダークラスメーデー」に名称を変えました。年ごとに募る実行委員会メンバーは非正規だけでも働く人のみでもなく、話し合いながら自分たちの手作りメーデーを模索しています。そして当日参加してくれる方たちも様々であるといいなと願っています。デモくらい、一緒にしませんか?